Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。
SEゼミという採用イベントを兼ねた学生向け勉強会があって、そのシリーズ3回目のOSS Hack 4 Beginnersにメンターとして参加してきた。
会場はpixivさんのオフィスで、広々としていてカラフルなフリースペースで楽しい雰囲気でした。
OSSにコミットしてみたいけど、まだやったことが無いという学生に、初めてのプルリク、またはIssueの発行までを、各社現役エンジニアがサポートした。 すごく学生に優しい安心設計がなされていたのがとても良かった。各学生が何かしら少なくとも1つはアクティビティを残せるように、すごく丁寧に配慮されていた。 例えば、対象のOSSは、各言語ごとに、スポンサー企業の持っているOSSに限定していた。これは、メンターの中に開発者がいるので、いざとなれば直接相談できるようにするというため。 そして、ここで学ぶOSSへの貢献する簡単な方法として、ユーザーとして使ってみて詰まったところをIssueとして報告するという方法。これも、ソースを特別読む必要は無いし、ソースではなくてドキュメントでも貢献できるという気付きを与えられるし、報告を受ける開発者も初心者目線を教えてもらえるので、良いことづくしになってる。
Ruby班は、Railsの経験がある人達とそうでない人たちに分かれて、それぞれで異なるOSSを触った。自分は、Rails経験ない人達のサポートに周り、自分が開発しているRWS Ruby SDK を触ってもらった。 半年くらい触ってない状態だったので、色々とボロが出てきたり、READMEに書かれてない前提の部分を指摘してもらったりして、課題としては良かったんじゃなかろうか*1。
採用イベントとして、実際に学生と一緒にコードを書いたり、読んだりする機会なんて滅多に無い。けど、エンジニアとして一緒に働きたい人を見つけるには、同じような慣習を持っているのかどうかが気になるわけで、そして、それを見分けるためには実際にやっているところを見せてもらうのが精度が高いであろう。 個人的には、すごい人をいきなり採用することは難しいし、労力がかかりすぎることだと思うので、この後も伸びる気があるかどうかで一緒に働きたいかを考えている。そういう視点で見ると、ここに来ていた学生はみんなとても優秀だと思う。
イベント中にいただいたフィードバックは、それぞれに回答しておきました。 Issueについては自分がプルリクして、レビュワーに学生をアサインしたり、プルリクは実際に取り込んでみたりを自分の宿題としてやった。 また、終わった後にも
テスト期間が終わったら、プルリクエストだします。
という宣言をしてもらった時は、とても嬉しかった。 これをきっかけに、小さくてもいいので、どんどんプルリクエストを出していってもらいたい。
*1 ポジティブに捉えてます。