Satoryu's Diary

Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。


2016年09月24日 [長年日記]

_ OSS Gate ワークショップにメンターとして参加してきた。 #oss_gate

毎度のことながら、昼過ぎからだけれど、メンターとして参加してきた。場所は恵比寿ガーデンプレイスのクラウドワークスさん。今回初めて行ったのだけど、とてもキレイで勉強会とかしやすい会場でした。 今回は14名のビギナーの方が参加していて、それぞれが異なるOSSを対象に、何かしらのコントリビューションをしていた。メンターとして参加するメリットの1つは、自分が知らないOSSを知ることができるということだ。様々な業界、利用言語のビギナーの方々が参加するので、色々と出て来る。okuribito とか面白すぎるでしょw

今回も例外なく、ビギナーの皆さんの視点だからこそ見つけられ、対象のOSS開発者であったら気付いてないであろうところを発見し、それをネタにIssueを書いて報告したり、中にはプルリクエストを書いて送るところまで出来ている人がいた。自分が見た中では、計3つ出している方がいた。

今回のメンター業としては、Issueを書いているところで具体的に何をしたら良いのか提案している人に対してはプルリクエストを書くように勧めてみた。 例えば、

ここにこういうリンクがあると良いと思う

といったIssueを上げるのであれば、実際にそのリンクを埋め込んだ変更を送るように勧めた。そのためにまず、今回のワークショップで複数の報告すべきことを見つけたとしても、それぞれ別々に分けることで粒度を小さくしてもらった。1つ1つは小さいので変更も少なくて良い。独立しているので、プルリクエストに書く説明も少なくて良い。やはり英語を書くのは皆さん大変なのでその分量を減らすことができて出来上がるのも早くなる。と、良いことが多い。粒度が小さいのはいいことだ。

あと、ビギナーの方々は、1回で伝えようと頑張りすぎてしまっているように見えた。Issueやプルリクエストを送って、わかってもらえないことは確かにある。けれど、わからないからといって放置するOSS開発者は少ない。自分もそうだけど、彼らはそういうフィードバックをとてもありがたく思うので、「これは○○ということかい?」などと聞き返してくれる。コントリビューターの多いOSSだと、補足してくれたりしてくれることもある。何にせよ一度で終わらせる必要は無いということがわかれば、後は送ってから考えれば良い。これは今日教えた内容と異なるように聞こえるかもしれないけれど、そうではなくて、こちらで書き出せることを書き出して、ウンウン唸ってもそれ以上良い情報をできそうにないなと思ったら、もうそこで出してしまえば良い。そこからのコミュニケーションで何とかなる。

今日伝え忘れたことがあって、別に取り込まれなくても良いということ。 取り込まれる方が嬉しいし、やりがいがあるのはわかるけれど、受け入れられなかったとしても、それはそれで学ぶことがある。ちょっと不便に見えても、それは設計方針や利用シーンが違うということだってありえるし、ドキュメントが薄いように見えても実は別のところに豊富なドキュメントを置いていることがあったりする。大抵のOSS開発者ならいきなりIssueを閉じたりすることはなく、理由を添えてくれる。

ビギナーの皆さんは、今日覚えた方法で帰った後に試していただきたい。もし、1人で出来なくてもそれはそれで問題ありません。 またビギナーとして参加していただいてもいいし、下記のGitterのチャットルームに来ていただければ、今日のメンターの人たちがだいたいいるので何かしらアドバイスをくれると思います。

  • Gitter

次回は、11月26日(土)にクラウドワークスさんの会場をお借りしての開催です。興味ある方は是非ご参加ください。


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