Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。
今年も当日スタッフとして参加してきました*1。 朝から雪のせいで、交通機関が乱れていたので、開始時間がどうなるかとか、帰宅困難者が出るんじゃないかとか心配でしたが、昼過ぎには穏やかな天気だったので、とても順調なカンファレンスの進行だと思いました。
当日スタッフしながら、いくつかセッションを聞けたので、メモっておく。
最近就職なされたたくぼんさんと守田さんによる、規模の大きなプロダクト開発でスクラムチームをスケールさせるフレームワークLeSSとNexusの紹介とその比較について。 どちらも、従来のようなスクラムチームが複数あり、それらチーム間の連携をスムーズにするために、もう1つ上に全体の調和に責任を持つ存在がある。 どちらも似ているように見えて混乱してたのだけれど、「なるべくミニマルに作ってあることから、イベントの実施は必須」とするNexus、「実際のプラクティスを集めてきたものなので、実際に役に立ちそうなものを適用すればいいよ」というLeSSといった、ざっくりとした違いについては、なんとなくわかった。 個人的には、LeSSの方が、チームで合意してプラクティスを採用し、進めていくように思えるので、スクラムっぽいなぁ、なんて思った。 LeSSについては、LeSS Studyという勉強会があるので、それに行ってみようかな。
そういえば、SAFeってのもあったと思うんだけど、それはどんな感じなんだろう。
基本的に戦う姿勢で講演することで知られている @kyon_mm さんのチームの事例紹介。 スクラムという名の通り、チーム内での合意と理解がなされた上で、ものごとを進めていく上で、自分達がどういう活動をしているかを見える化し、それを改善に役立てていこう、という話だった。 何がすごいかというと、徹底ぶり。例えば、スプリントレビューで分単位で何に時間を割いているのかを計測して、それをスプリントレビューの改善に利用する。スプリントレビューなので、デモに多くの時間を割くべきで、理想としている時間配分から大きくズレた時に振り返りで議論するトリガーとなる。 重要なのは、メトリクスをそのままチームの良さを表す指標とするのではなく、継続的に計測して、変化を捉えることで、チームの改善に繋げること。 見える化すると、問題点を客観的に考えられるようになるというのがあるそうなので、チームの体制が新しくなった自分の状況では、やる価値がありそう。
*1 お金払うのが面倒なので体で払う。