Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。
一昨日くらいに偶然見つけたのだけど、渋谷でオープンソースカンファレンス2016 .Enterpriseが開催されるということで行ってきた。
これまで色んなところで毎年開催しているのは知っていたのですが、あまり興味がありませんでした。 ですが、今年に入ってからOSS Gateに参加してみたり、会社で出してるOSSのコミット権を貰ったり、5月くらいからは出来る限り毎日何かしらコミットするようにしている。
という目的で参加した。
今日の一番のお目当てのセッション。 OSSライセンスをいきなり読むと何のことかわからなくなってしまうので、その基礎となる著作権とソフトウェアライセンスについて解説して下さった。
ソフトウェアのソースコードは、音楽や書籍と並び著作権法で守られる著作物として認められ、作成者(著作者)に配布・複製・改変の権利、利用者は利用の権利が与えられる。ここでソフトウェアにおける利用とは、実行のことを指す。 ソフトウェア・ライセンスとは、著作者が持つ著作権のうち、ある特定の条件で著作者が与える許可。例えば、自己責任においては改変を許可するとか*1。またソフトウェア・ライセンスにより利用を制限する場合もある。例えば、ある契約を結ばない限り特定の機能が利用できない、など。 OSSは、「誰でも自由に利用できる」という条件のもとに公開されているソフトウェアであり、著作者が許可する著作権の範囲について規定しており、オープンソースの定義 に従ったライセンスをOSSライセンスと呼ぶ。
というのが今のところの自分の理解。セッションの後に直接話ができたので、企業としてOSSでどうやって利益を得られるのかを聞いてみた。主に、OSS版としてOSSライセンスを付けて配布するソフトウェアを作り、それを元にしたより高機能なソフトウェアを有償の契約を結んで利益を得るというのが一般的なようだ。なので後者はOSSライセンスではないからOSSではないのであるが、厳密にはOSSを元にしたビジネスということになるのだろう。
MITライセンスが一番短く読みやすいということなので、試しに読んでみるかな。 あとはOSSライセンスがらみの事件とか問題を調べてみよう。思いつくのはGPL汚染という誤解くらいだけど。
*1 自分の想像なので実際にこういったライセンスがあるかは不明