Satoryu's Diary

Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。


2014年01月09日 [長年日記]

_ 新卒の時こそ、手を抜く努力をすべき

今日、今年度の新卒とランチに行ってきた。 配属されたばかりのOJTでは大変そうで、残業をしちゃってるようだ。

自分の新卒のころを振り返って、今思うことは、もっと手を抜く努力をすれば良かった、ということだ。 新卒のとき僕はほとんど終電で帰ってた。主に残業だけど、会社で勉強もしてた。 それはそれで良いところもあったとは思うんだけど、頑張ることを勘違いもしてた。 もんもんと1人で考えて、あーでもないこーでもないと苦悩しながら、睡眠時間やプライベートな時間を減らし、身を削るような思いをすることが頑張ることだと勘違いしてたと思う。

この考えは、仕事を与える方、もらう方の双方にとって悪影響だと思う。 確かに頑張ってるように見える。実際に周りもそう見えていたのだと思う。 仕事を与えた方も、あんな辛そうにやってると評価してあげなければ報われないよな、なんて思ってしまうかもしれない。 なんとなく自分だったらそう思ってしまう。思わず「よくやった!」って言っちゃうかもしれない。 そんなことを許容しはじめたら、そのうち職場はガマン大会会場になるだろう。

でね、仕事で一番大事なのはアウトプットですよね。アウトプットが一緒なら、楽な方法が良い。 楽な方法なら、他の人より早く帰れる。早く帰れれば好きなことができる。 周りから見たら楽をしている、すなわち怠けているように見られるかもしれないし、そう思うと、楽しちゃいけないような気もしてしまう。 「先輩だってまだ残ってるんだから、自分がこんなところで帰るわけには…」なんて思ってしまうかも。自分はそんな感じだった。 けれど、本当はそんなこと考えなくて良いのだと。怠けている、と思われたくなければ、楽になる方法を教えてあげればいい。 仕事は幸いにも、学生の時のテストと違って、答えは周りに教えて良い。むしろ、どんどん教えた方が良い。

そして、もしエンジニアになりたいというのであれば、楽になるためのコードを書いた方が良い。 エンジニアの仕事は、誤解を恐れなければ、仕事を楽にすることだからだ。 どうしたら楽になるか、本当に人間が頭を使わなければならないところで頭を使える訓練が必要だと思う。 「えぇっと、323 と1987443を足して、税率をかけると云々」なんてのは頭をつかうところではない。コンピュータの仕事だ。計算機だもの。 人間の仕事の目的を果たすために、計算機がどんなことをすればいいのかを考える訓練とも言える。

まとまりのない文章ですが、

  • 頑張ることを勘違いしないようにして、
  • アウトプットを減らさずに楽にする方法を考えましょう。
  • そして、エンジニアになりたいのでしたら、どういうスクリプト、ソフトウェア、サービスがあれば楽にできるのか、を考える訓練にしましょう。

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