Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。
社内外でキャリアパスについて明言した勉強会に行ったことが無かったのだけれど、ちょうど自分が知っている方が登壇するということで行ってきた。 増田さんは自分よりも経歴が長く、なおかつ現場で開発を続けていらっしゃるということで、自分としては理想の将来像であるし、小芝さんは自分と年が近いこともあって、経歴は違うけれども、直近の将来のイメージとして参考になりそうだと思ったというのが、参加のきっかけだった。
増田さんの話は、21世紀の職人の話。 これからもエンジニアとしてのキャリアを進もうという人に向けて、今後のエンジニアに求められること、そもそもエンジニアとしてはどうあるべきかという話だった。20世紀の産業で求められていたのが自動化、機械化、均質化で、どのようなスキルを持ったエンジニアでも同じモノを同じように作れる仕組みであったし、それが現実にあった。けれど、21世紀になって、ソフトウェア産業では、均質化ではなく、より人間らしい開発が望まれる。人間らしいというのは、単に技術のみ追求するのではなく、人間らしい生き方を求めるために、人としての意思疎通をし、お互いに尊敬しあうことと言っていた。たしかGoogleでの働き方にも同じようなことが言われていた気がする。 また、機械的にソフトウェアが生み出されるようなだけでは、本当の価値は生まれることはなく、人だからこそ生み出せる価値があるというのは、自分も同じようなことをずっと思っていたので共感できた。最終的に、人に使ってもらうものだから、人の気持ちや感性に共感して作り込めるエンジニアが求められるのだろう。 職人気質について、単に自己満足のために技術を研鑽するのではなく、経済効率を良くするために道具や工法を改善していくというのは、自分にはあまりできてないことに思えた。特に、経済効率を良くするというのは、よく忘れがちなので、気をつけないと。
小芝さんの「やってみなはれ」の考え方は、自分から機会を作るために必要な考えに思えた。 何かお願いごとなどされた時は、
という単純明快な考え方だった。しかしながら、転職においては金銭的なリスクを考慮する必要がある。例えば、最悪の場合は次の職が見つからないなどで無職状態が続くことを想定しなければならないので、その期間を凌げるのかといったことや、単純に収入が減ることだってありえる。また、過去の選択ミスで失敗したとしても、その時には戻れないし、気にしてもしょうがないので考えない。こういうマインドであれば、サンクコストに対する対策っぽくて前向きに進めそう。
別に転職することが目的というモチベーションで参加した訳ではないんですが、機会を得るにはどうするか、長期的な目線でのエンジニア像みたいなのを知れました。
ギルドワークスさん、増田さん、小芝さん、ヒューマンリソシアさん、ありがとうございましたー!