Satoryu's Diary

Rubyが好きな貧乏プログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。


2016年10月21日 [長年日記]

_ アジャイルサムライによるインセプションデッキのワークショップに行ってきた。 #rakuten_tech

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ついに明日開催の楽天テクノロジーカンファレンス2016 に先駆けて、スピーカーの1人であるアジャイルサムライことジョナサン・ラスムッセンのインセプションデッキのワークショップが弊社で開催されたので行ってきた。しかも、10月新卒は無条件で全員参加できるとか、良い入社研修すぎるので、もしかしたら4月よりも10月入社の方がお得なんじゃないかとか思う。

それはさておき、研修は1日かけて、仮にサービスを作成するプロジェクトを始めるという過程のもと、グループごとにインセプションデッキを実際に作るというものだ。インセプションデッキは、プロジェクト開始後にたびたび直面する、チームの中で意見が発散するようなタフクエスチョンを予め回答するようなものになっている。作るのは大変ではあるが、けれど予め持っていることで、チームの結束力を高めて、チームとしての意思決定を円滑にしてくれる便利なものだ。

それを実際に、一部端折りはしたけど、一通り作れたのはとても良い経験になった。
それだけでなく、**チームを知るためのコミュニケーションのツールなのだと感じた。ワークショップ後、各グループで作成したインセプションデッキをホワイトボードに貼り、ジョナサンにピッチをし、好きなグループのインセプションデッキを見て周れた。それぞれのホワイトボードには「パッケージデザイン」で書かれた手書きのポスターがあり、特徴的なユーザーを対象にした簡潔でキャッチーな「エレベーターピッチ」が書かれていた。面白いのはどれもちょっと不完全だけれど、面白そうなのが伝わってくる。なのでそれを書いたグループに話を聞くと、それもまた面白く聞こえて、興味が湧いてくる。

この時、ワークショップの最初に行ったアイスブレイクと繋がった。アイスブレイクでは、自己紹介を行った。そのやり方は、まず紙に次の3つの質問の回答を書く。

  1. あなたの会社でのロールは?
  2. あなたの得意なことは?
  3. あなたはどういう働き方をしたい?

おそらく質問は何でも良いのだと思う。そして、これをまず誰かと交換し、会話を一切せずに黙読するだけで自己紹介を行う。回答を読んで、想像を巡らすことしかできない状態で、たまに「これってどういう意味だろう?」となりながらも、淡々と静かに紙を交換しての自己紹介が進む。次に、紙を交換するのは変わらないが、会話が許される。書いてあることでわからなければ聞ける。色々聞いてくうちに紙に書いてないことまで知ることができるし、自然と知りたくなる。その時一緒にペアを組んだ女性が書いた「CRM」という言葉から、心理学を専攻していた経験を活かしたいとか、データを扱うことに興味があるからそれらを合わせてユーザーとの結びつきを良くしたいという話がわかるとは思わなかった。このアイスブレイクの終わりにジョナサンは、

会話によって、興味が湧く

と結んでいる。逆に言えば、文書だけで相手の関心を生み出すことは難しいし、必要なことを伝えることなんてのも難しいということを言っているのだと思う。
けれど、不完全な文書とコミュニケーションによって、興味が生まれ、知りたいことを知れるし伝えられる。今日はインセプションデッキだけでなく、対話が何故重要なのかをより実感できた良い一日でした。

ジョナサンは、インセプションデッキの解説を、わかり易い喩えを使って回答してくれた。質問に対しても同様に、そして笑顔で紳士的に対応してくれた。僕の汚い英語でも、「それって、○○のことかい?」と聞きたいことを引き出してくれた。なので、アジャイル、スクラムやSpotify に興味があれば、ぜひ彼のセッションに参加して欲しいと思います。
懇親会(無料)にも参加してくれるかもしれないし、会場を歩いて回ってると思うので、ぜひ直接話しをしてみて欲しい。

ということで、明日の午後3時はB会場へ行きましょう。