Satoryu's Diary

Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。


2018年08月16日 [長年日記]

_ 「Adaptive Code 〜 C#実践開発手法」を読んだ。


作ったソフトウェアのコードに、リリース後に変更が入らないなんてことは、まずありえないだろう。自分の経験上、運用なんかで1回限りの実行しか無いものでも、それをベースにして作り変えたりしなが再利用することがあったり、書いたコードの寿命が意外と長かったりする。せっかくなら、変更が起きるなら変更が起きやすいようにコードを書きたい。

そんなことを今年の始めに考えていた時に、この本をいただいた。 まさに変化に対応するためのコード設計について書かれていた。 前半は、変化が生まれるのはなぜか、そのためのチームのプロセスとしてScrumが紹介されている。チームとして柔軟に対応できるためには、コードベースもそれに合わせて柔軟でなければならない、というコンテキスト。

その方法として、SOLID原則に基づいて設計することが大切と書いている。各原則の紹介を、C#で書かれたサンプルコードも掲載されているので、とても読みやすかった。自分はC# はほんの少ししか書いたことが無いのだけれど、公式のドキュメントを片手に読めた*1。個人的には、終盤になると、UnityやASP.NETなど、ある程度はC#をベースとした開発経験があると、なお読みやすそうに感じた。

この本を頂いたのが出版直前くらいだったので、およそ6ヶ月ほどかかった… 一応、スクラムでの開発経験があったので前半はサクサクと読めたのだけれど、後半のSOLID原則が長かった。読んでみて、デザインパターンやオブジェクト指向について、ある程度は学んでいることを前提にしているようなので、再度勉強してから読み返したい。

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Tags: 読書

*1 


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