Satoryu's Diary

Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。


2015年02月28日 [長年日記]

_ Regional Scrum Gathering Tokyo 2015 Day 1 に行ってきた。

ひょんな切っ掛けで、実行委員のFacebook グループに放り込まれて、企画には全然追いつけなかったので、当日スタッフ業をしつつ、2つほど講演を聞いてきました。

Agile ガチンコ Fight 第0試合

オヨベタカオ ◯ [15分29秒]
垂直落下式バーンダウン
☓ 西村直人

煽りPVから入場曲に合わせてのリングインまで決めた演出には、会場に集まった全プロレスファンを羨ましがらせながら、開始5分も満たないうちに観客の目を釘付けにしていた。

という感じで、終始プロレスネタで繰り広げられるのかと思いきや、タイトルにあるようにガチなアジャイルのディベートであった。 この試合でのテーマは、「スクラムマスターは兼任と専任のどっちにすべきか?」。 試合開始直後、マスターセンセイが「お前、どっちよ?」とオヨベ選手に選択権を与えた。そして、オヨベ選手が兼任、マスターセンセイが専任側について、お互いのポジションを崩すことなく正面からぶつかり合う展開に。オヨベ選手の「兼任は、チームの状況に緩急が生じるため、その時々でポジションを切り替えることができる」に対して、センセイが「スクラムマスターはチームを最大限に活かすためのファシリテーションを片手間でするなんて不可能」と、互いに退かない攻防が続いた。 最後は時間一杯になり、会場にいた5人の審判員の判定で、オヨベ選手がまさかのマスターセンセイを下す結果となった。

"スクラムマスターは要らない" by 椎葉さん

弊社大阪支社の椎葉さん(@bufferings)が、入社してからスクラム導入していく思想の話。 全員プロダクトオーナー(というかオーナーシップを持つ)を目指すと、自然とスクラムマスターの知識が必要となる。また、責任分界点を設けると、その間でのやりとりに摩擦が生じる。なので、明確な責任分界点を作らないといった話は、聞いててすごく納得できる理想的な話だった。このセッションでは、とてもスムーズにチームへの導入、部署内への展開が進んでいったように聞こえたけど、きっと色々と障害はあったと思うので、どんな障害でどういう風に乗り越えていったのかという、泥臭い話も聞いてみたいな。

懇親会でも、椎葉さんと話をして、「スクラムをやってるかどうかは関係なくて、良いものを作りたい」というところはすごく共感できた。今のところ、自分はスクラムが良い物を作るのに良いスタイルなのでやっている。もし、もっと良いものがあれば、そっちをやるべきだろう。でも、スクラムから離れられないのは、自分たちのやり方もカイゼンの対象なので、自分たちが納得いくようにやり方も変えられるからだろうな。

Closing

1日の最後のクロージングでは、参加者でグループを作って、「来年の参加者を増やすためのポスター」の作成。自分が参加したチーム内には、今年初参加の方が多かったので、今年参加した理由を参考にした。その方々は、「同じように始めたばかりの人の話を聞きたい」「うまくやってる人の話を聞きたい」といった、「仲間を見つけるため」というのが多かった。それでできたのがこれ。

絵心がある方がいたので、柔らかい感じのポスターができた。

おわり

Twitter のタイムラインを見てると、他のセッションもすごく盛り上がっていた様子。こんな素敵な会が出来たのは、スポンサー企業もそうだし、会場提供のヤフーさんのおかげでもありますが、なんといっても、この日まで準備していたコアな実行委員の方々のおかげだと思います。ありがとうございました!

参考

Tags: rsgt2015

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