Rubyが好きなプログラマーの日記。日々の生活、開発に関するメモとか考えとか。
会社が賛助会に入っていたおかげで無料招待状を頂いたので、娘と二人で行ってきた。 昨年夏から娘がピアノを習い始めたので、プロの演奏を聴かせたいという趣旨。ちなみに、自分もオーケストラ鑑賞は初めて。
劇付随音楽『ペール・ギュント』 という、演奏だけでなく語りが含まれて、1つの物語になっていた。6歳の娘にはストーリーがよくわからず、音楽が楽しいという感じだった。 散々好き勝手やって遊び歩いておきながら、年老いて何に情熱を注ぐのかわからず故郷に戻って、若い時に捨てた恋人がそこで待っていてくれたなんて、待っていた方はどんな想いで待っていたのだろう。そして、ペールを看取った後、彼女はどうするのだろうか。普段は考えないようなことを色々と考えながら聴いていた*1。
これまでこういう音楽とか演劇とか食わず嫌いだったのだけど、面白いと感じる自分が良い発見だった。
*1 前半は寝てた。
当初はtDiary15周年パーティーに出席しようと思っていたのですが、東京フィルハーモニーオーケストラの無料チケットを頂いてしまったので、欠席してしまった。普段、日曜日は子どもたちと過ごす時間に必ず充てるようにしているというのもある。
自分がRubyを使い始めたのが高専5年生の時、つまり20歳からで、学部に編入してからレンタルサーバーでCGIを書いたりしてたと思う。当時はRubyがインストール済みのサーバーなんて、XREA.COMくらいしかなく、そこでtDiaryを起動したのを覚えている。しかし、これが何かのオペミスでふっ飛ばしてしまった。 その後、院生になってからは、WordPressに浮気してた。研究で使う言語はJavaで、研究のメモとかはHikiで記録してたり、データの集計や簡単なテキスト処理などでRubyはどこかしらで使っていた。 就職してからは、Rubyをメインで使うようになって、はてダでブログを書いたりしてた。 個人的にPaaSに興味を持ち始めて、Google App EngineにJRuby on Railsを動かしてみたりとかやっているうちに、Cloud FoundryでPaaS環境を社内に展開する部署に移った。なんとなしにtDiaryを調べてみたら、Herokuで動くとか書いてあったので、勢いでCloud Foundryでも動かすための手順を書いた。これが初めてtDiaryへのコミットとなった。VMwareがホスティングしているCloud Foundryが無料で使えたので、またtDiaryで日記を書き始めた。しかし、無料ホスティング終了のお知らせが来て、課金情報を登録しなかったせいで、インスタンスが消されてしまった。 その後、Redhatが提供しているPaaSのOpenShiftでtDiaryをセットアップして運用し始めた。OpenShiftは無料で提供してくれているのだが、Rubyのバージョンは古いままだし、rbenvでRubyをインストールしたあとにバージョンアップしようとすると、ディスクのquota値を越えてしまってインストールがこけたりと、面倒が多かった。そこで今年の初めに、Herokuへ引っ越しした。
ということで、途中間が空いたりはしたものの、tDiaryを10年くらい使ってきた。 ただ使うだけじゃなくて、GFMで書く際に発見したバグの修正とか、プラグインを書いたりとかコミットしてきた。なんというか、自分の考えを受け入れてくれるから愛着が湧いてくるように思う。そして、これからも使い続けるだろう。
15周年、おめでとうございます。そして、残り10年、何かできることからお手伝いしようかと思います。